Windowsパソコンが格安になってきた今、予算5万円でも、ある程度のスペック(性能)のパソコンを購入できるようになりました。動画・画像編集といった重たい処理は難しいですが、書類作成やインターネット閲覧、メールなどの操作は快適に行えるでしょう。
しかし、5万では完璧なスペックにすることはできません。では、どのスペックにこだわるべきでしょう? 買ったあとで後悔しないように、予算内でより良いパソコンを購入するための指標をお教えします。
起動の速さを求めるならSSD 120GB以上!容量が必要ならHDD 500GB以上を狙え
ストレージは「容量と起動の速さのどちらを求めるか」によって二択になります。読み書き速度はSSD>eMMC>HDDの順番で速く、容量を求めるならHDDの500GB以上、起動の速さを求めるならばSSDの120GB以上のパソコンを探すと良いでしょう。
eMMCというのは低価格帯のパソコン、またはスマホでよくみられる小型のストレージですが、32GB、64GBなどと容量が少なく、OSやOfficeのアップデートに必要な容量を考えると厳しいと思います。
よくパソコン誌では「動画編集も快適動作!スペックが大事!」といった記事を見かけますが、多くのユーザにとってのパソコンの使い道は、書類の作成やインターネット閲覧、メールチェック程度です。
よく考えずにハイスペックのパソコンを選んでも、コストが高いだけで機能を持て余すことになってしまいます。やはり用途に合った適切なパソコンを選ぶのが一番良いでしょう。
Windowsの動作要件を見るとRAMは4GB以上にしよう
RAMが2GBのパソコンも多くあるが、Windowsを起動するのに必要とするRAMの容量が、32ビット版OSで1GB、64ビット版OSで2GB必要とされています。これを考えると、余裕をもって最低でも4GBは欲しいところです。
2in1モデルは割り切って使おう
インターネット閲覧や、メールのチェックするのが主な用途なら、RAM 2GB、eMMC 32GBの2in1パソコンでも問題なく使えます。スマホやタブレットの延長線と考えて、大画面での見やすさやタイピングのしやすさなど、スマホに不足している要素を補うためのパソコンになるでしょう。
キーボードをくっつけるとノートパソコンになるけれど、タブレットとノートパソコンの良いところ取りに至るまでのメリットは、正直見当たらない。しかし、Windowsタブレットというイメージで使うのであればありだと思います。
まとめ
ここまでで、「予算5万円でどのスペックにこだわるべきか」をお話しました。ストレージは、SSDなら120GB以上、HDDなら500GB以上が良いでしょう。また、RAMは4GB以上が望ましいといえます。
この条件に合ったノートパソコンをまとめておきますので、購入するときの参考にされてください。
【メーカー】マウスコンピューター
【型番】LB-J321E-SSD
【ストレージ】SSD 120GB
【RAM】4GB
【価格】48,384円
【備考】SSD搭載で起動も速く、ノングレア液晶で映り込みがない。
【メーカー】Lenovo
【型番】ThinkPad E450
【ストレージ】HDD 500GB
【RAM】4GB
【価格】49,572円
【備考】トラックポイントでカーソル操作がスムーズに行える。
【メーカー】HP
【型番】HP 15-af100
【ストレージ】HDD 500GB
【RAM】4GB
【価格】37,260円
【備考】女性好みの外観で、価格もひと回り安い。