ゲーミングパソコンなど、高性能パソコンに必要となるGPUですが、正確に把握している方は少ないと思います。お店でパソコンを選ぶときに何を見て、選べば良いのでしょうか?解説したいと思います。
CPU内臓のものでも十分ですが、高性能にするには外部GPUが必須
GPUは画面を描画するために必要なパーツです。つまり、全てのパソコンにはGPUというパーツがあります。一般的なパソコンはCPUに内蔵されているGPUで画面描画を行っています。例えば、Intel製CPUはHDグラフィックスというGPUが組み込まれており、下位~中位機レベルのGPUを含んでいます。
用途に応じてGPUを選択
一般的な用途であれば、CPUに含まれているGPU機能だけで十分です。しかし、4Kクラスの動画を楽しんだり3DCGゲームをプレイするなら、別途グラフィックボードを用意するべきです。GPUは主にNVIDIA製GeForceとAMD製Radeonの2社のものがあります。主に、ゲーム向けならGeForce、動画向けならRadeonの方が強いと覚えておくと良いでしょう。
同じGPUでも発熱や安定性が全く違う
グラフィックボードはGPUの他に画面描画専用のRAMや映像出力用のインタフェースを組み合わせてマザーボードに増設できるようにしたものです。搭載されているチップと映像用RAMの容量は非常に重要ですが、同じGPUを採用していてもメーカーによって異なる特徴があります。スペックだけでなく付加機能も確認して選びましょう。
NVIDIAの支援機能CUDAで動画変換を高速化・高画質化できる
高解像度の動画を変換するといった、パソコンに高い負荷をかける作業を行うときにGPUの能力を使えることがあります。NVIDIAのCUDAやAMDのStreamと呼ばれる技術に対応したソフトウェアなら、パソコンの処理を分散し負荷を軽減することが可能なのです。変換時間の短縮や、高画質化ができるため、環境を持っている方は試してみると良いでしょう。
まとめ
GPUの選び方について簡単に解説しました。ゲームや高精細な映像を楽しむためには外部GPUが必要で、ゲーム向けならGeForce、動画向けならRadeonの方が強いということでした。また、同じGPUでも発熱や安定性が全く違うため、付加機能も確認することが大切でした。