お店の販売ランキングでは、VAIO、NEC、富士通といった日本メーカーのノートパソコンが上位に並んでいます。しかし、通販サイトでの売れ筋はレノボやHPといった海外メーカーの格安ノートパソコンなど、数万円で買うことのできるノートパソコンが人気です。
ただ、このような激安ノートパソコンは価格相応にスペックも低く、用途にあったノートパソコンを選ぶのは難しいと思います。しかし、お買い得パソコンが隠れていることも事実です。このため、激安ノートパソコンを選ぶときのヒントを解説します。
ただし、どれかのスペックに特化させると、別のパーツのスペックを犠牲にしていることは忘れないようにしましょう。
ディスプレイはフルHDを目指そう
15型ノートパソコンは、格安モデルの場合はHD(1366×768)サイズのディスプレイが一般的です。しかし、複数のアプリを開くとウィンドウが重なって使いづらいため、できるだけフルHDサイズのディスプレイを選ぶようにしましょう。
特に、ユーザが購入時に仕様を選べるBTOモデルなら、オプションでフルHDに変更すると良いでしょう。
予算7万円あればCore i7を選ぶことも可能
CPU性能だけを重視するなら、Core i7を搭載したノートパソコンを選ぶことは可能です。ただし、他のスペックを犠牲にする必要があるため、予算7万円であればCPUはCore i5のモデルにした方が良いと思います。
CeleronやPentiumもメールや文書を編集するには問題ありませんが、画像編集やインターネット閲覧などでストレスを感じてしまうかもしれません。
RAMが4GBの場合は自力で8GBまで増設させたい
15型のノートパソコンの多くは、本体の裏側から簡単にRAMを取り付けることができます。このため、メーカーに依頼して増設するよりも自分でRAMを購入し、自分で取り付けることもできるのです。実は、自分で取り付けた方が安いことも多いのです。
ストレージで悩むのはSSD 256GBかHDD 1000GBか
15型ノートパソコンのストレージはHDD 500GBというのが一般的です。しかし、モデルによってはHDD 1000GBやSSD 256GBを搭載したお買い得パソコンもあります。
速さを求めるならばSSD、容量を求めるならHDDを選ぶと良いでしょう。私のおすすめはSSDです。起動速度が速く、一度SSDにしてからはHDDに戻れなくなりました。
ネットワークの規格の確認も必須
ノートパソコンのスペックで見逃しがちなのが、ネットワークのスペックです。高速な11ac規格でWi-Fiに標準対応しているものも多いけれど、11ac非対応のモデルもまだまだ多いです。
さらに、イーサネット(有線LAN)でも最大100Mbpsという格安規格まであるのです。通信速度の上限があるのは不便ですので、できるだけギガビット対応のノートパソコンを選びましょう。
まとめ
激安ノートパソコンを選ぶときのヒントを解説しました。どれかのスペックに特化させると、別のパーツのスペックを犠牲にしていることは忘れないようにしましょう。
ディスプレイやCPU、RAMやストレージの確認も必要ですが、見落とされがちなネットワークの規格にも注意してお買い得なノートパソコンを選んでください。